冬合宿D 雲取山(2,017m)
メンバー/ CLゴンちゃん、SL山師匠、、おさちゃん、youichi、こん、よこたん、ゆきむし、のぐっつぁん、メリーさん、アキ(記)
行程 / 2017年1/21~1/22
1/21 鴨沢駐車場発(7:20)→(10:05)堂所→(10:40)七ツ石小屋下分岐→ブナ坂→(11:45)奥多摩小屋(12:50)→(13:50)雲取山→(14:45)奥多摩小屋
1/22 奥多摩小屋(9:20)→(10:10)七ツ石山→(10:25)七ツ石小屋→(12:50)鴨沢駐車場
日本百名山にも選ばれ、東京都・埼玉県・山梨県にまたがる雲取山へ行ってきました。このお山、標高2017mで、まさにHotなお山ですね。冬山初心者も参加OKの合宿で、雪訓・歩行訓練へ参加して臨みましたが、ベテラン猛者揃いのメンバーでなんとも心強い。
駐車場すぐそばの登山口から、鴨沢ルートにて雲取山を目指します。登山口から、整備された緩やかな斜面が続き、急坂は、雲取山山頂付近、七ツ石山山頂付近ぐらいでしょうか。緩やかですが、距離は12km弱、標高差1500弱の山行です。冬まっさかりでしたが、雪は少なく、結果、登りはアイゼン類なしの、下りは念のためアイゼン装着をした山行となりました。雪が多くみられたのも雲取山山頂付近、七ツ石山付近ぐらい。雪上歩行の訓練成果は発揮できませんでしたが、アイゼンなしでの凍った箇所や、雪道を行くよい練習になりました。他の登山者の方々も、軽アイゼンや、チェーンスパイクなどを装備されている方がほとんどでした。
1/21晴
登山口からしばらくは、薄暗い杉林の中を黙々と登ります。斜面は地肌が露出し、薄く張った氷の箇所は注意して通過します。樹林帯の中、寒さも厳しくなく、うっすら汗ばみます。七ツ石山小屋下分岐ほどから登山道にも雪が多くみられるようになり、七ツ石山へは寄らず、雲取山方面へ巻きました。巻道が、七ツ石山への上り・唐松谷へ下る “ブナ坂” へ合流すると、ここから幅広な山道の稜線歩きです。と云っても岩稜帯が広がる雄々しく雄大な稜線ではなく、樹林の合間から富士山、丹沢の山並みを眺めながら歩くことのできる穏やかな稜線です。稜線沿いにヘリポートまで来れば、今日のテント場 奥多摩小屋 がすぐそば。景色もよく冬の青い空と冬山のコントラストが楽しめ、雲取山へ続く尾根道も一望できます。見上げた、あそこにあるのは避難小屋でしょうか?結構な標高差がまだあるのか、そう見えるだけなのか、ずいぶん高いところにある、、。(あと、標高差200m程です)ここまで休憩を挟み挟み、ゆっくり歩いてもらって4時間ほど。いくら急登がないといっても、テント装備のザックの重さはやっぱり堪えました。テントを張り、雲取山頂へむかいます。背中の荷物も多少軽くなり、山頂に向かって、気分だけは先へ進みます。が、奥多摩小屋から小雲取山をすぎ、ここからが、踏ん張りどころです。なかなかな急坂を登り、雪をかぶった稜線を行くと避難小屋、その奥が雲取の山頂です。山頂の眺望は360°富士山、南アルプスに丹沢、秩父、東京のビル群も望めます。狭い山頂に 一等三角点と明治時代の原三角点、方向盤に、かなり大きなピカピカ立派な東京都と刻まれた碑だとか、盛沢山です。ピカピカの碑に東京都の意気込みを感じながら、早々に後にしました。このピカピカな碑が避難小屋付近、七ツ石山とあったのですが、ピカピカすぎて私には違和感が、、。
1/22
晴&風つよい。
今日は七ツ石山を経由して、来たルートを戻る行程です。雲取山は沢山のルートがあり、なんと遠くは金峰山・瑞牆山へと大縦走もできるとのこと。我々の時間にも余裕がありますが、縦走だ、寄り道だ、と欲張らずに素直に下山しましょう。稀にみるゆっくりな時間に起床し、あたたかな朝ご飯を食べて元気に下山開始です。下り開始すぐ七ツ石山へ向かいます。山頂付近は結構な急登ですが、距離はまま短いです。頑張って。山頂、振り返れば雲取山へ続く尾根道、雲取山頂がみてとれます。どんなお山も、あの山頂に行ってきたのね!と思うとうれしくなりますね。七ツ石山から七ツ石山小屋へ下ります。下山は途中アイゼンを外した後が大変。山肌の雪がとけ、氷が山道にうすくはった箇所が、すべる。もう登山口近くのテカテカに光って凍る山道に、今日の核心はここだ~と騒ぎながらも無事下山しました。
前準備や訓練山行での、メンバーとの交流、色々な下準備のこと、また当日の先輩方々の登山・テント生活などの技術、気遣いは沢山勉強になりました。急なメンバー変更のなか対応してくださったCL、皆なのことを心配して途中参加してくださった塚田さん。装備や、大人数の食事の用意ありがとうございます。全員での訓練山行は出来ませんでしたが、当日は皆で協力でき、天気にも恵まれ、今日の雲取山のようにおだやかな気持ちで楽しむことができた山行となりました。メンバー全員に有難うございました。